ホームページリニューアルで新規顧客獲得と求人効果アップした事例インタビュー

うちの目的に合ったホームページを作ってくれる業者さんを選びました

複合資材開発メーカーの三福工業株式会社では、2008年、ホームページのリニューアルをラディカルサポートに依頼しました。総務部係長の三田修司氏とコンパウンド事業部営業課主任の山下祐司氏に、ラディカルサポートにホームページ制作を依頼した経緯と効果についてうかがいました。

三福工業(みつふくこうぎょう)
複合樹脂コンパウンド、発泡体などの開発メーカー。本社:栃木県佐野市。佐野市内3ヶ所と福島県内1ヶ所の計4ヶ所に工場を持つほか、インド他海外にも地元企業との合弁でゴム・コンパウンド等の製造販売会社を持つ。社員約130名。

もくじ
  1. 複合樹脂・発泡体の様々な分野で国内トップシェアを誇る開発メーカー
  2. 取引先開拓と人材獲得にホームページを活用
  3. リニューアル前のホームページの問題点
  4. こちらがやりたいことを理解してくれるホームページ制作業者を探した
  5. ラディカルサポートを選んだ5つの理由
  6. 新しいホームページを公開して2、3ヶ月で表示順位が上がった
  7. これからホームページ制作業者を探す方へのアドバイス

複合樹脂・発泡体の様々な分野で国内トップシェアを誇る開発メーカー

三福工業佐野工場
三福工業佐野工場

樹脂コンパウンドの例
樹脂コンパウンドの例

発泡体の例
発泡体の例

― 三福工業についてご紹介ください。

三福工業は、1867年(慶応3年)に初代・三井福次郎が起こした米穀商店に起源を持つ、栃木県内でも有数の老舗企業です。1948年(昭和23年)にゴム布縫製加工会社として設立後、1970年代に、現在のような複合樹脂・ゴム・発泡体の開発製造会社に転換しました。

現在は複合樹脂、発泡体などの工業資材を、全国の自動車部品メーカー、家電部品メーカー、床材メーカー、日用品メーカーなど200社以上に向けて開発・供給しています。工業資材として使用される複合樹脂・発泡体の多くの分野で、国内トップシェアを誇っています。一部の製品については、海外からの受注もあります。

― 三福工業では、ラディカルサポートに何を依頼しましたか。

当社では2008年、ラディカルサポートにホームページのリニューアルを依頼しました。その後のホームページ運営管理も、引き続きラディカルサポートにお願いしています。

取引先開拓と人材獲得にホームページを活用

リニューアル後のホームページ
現在の三福工業ホームページ

― 三福工業では、ホームページをどのように活用していますか。

当社では、新しい取引先を開拓する手段として、ホームページを活用しています。また、優秀な人材を獲得する手段としても活用しています。

― 新しい取引先の開拓に、ホームページはどう役立っていますか。

たとえば「フッ素ゴム発泡体」が欲しい、と思ったメーカーの購買担当の方が、Yahoo!やgoogleで「フッ素ゴム発泡体」と入力すると、当社のホームページが、検索結果の1番目に表示されます(1位/約 53,700 件中:2011年6月27日 時点)。これは、そのようなキーワードで検索した時に上位に表示されるように作ってくれているからです。

現在、新規の取引先の2割~3割は、このようにホームページ経由で当社をお知りになったお客様です。取引先の開拓手段には、他にも専門商社からの紹介、展示会、飛び込み電話などがありますが、ホームページは、こうした人手による営業手段にも負けない顧客獲得効果を上げています。

― 優秀な人材の獲得に、ホームページはどう役立っていますか。

今の学生は、就職先の候補になる会社のホームページを、必ずチェックします。ラディカルサポートは、当社の技術力、成長性、信頼性などが十分に伝わるホームページを作ってくれました。「就職したい企業」と優秀な学生に思ってもらうためにも、「子供を就職させたい企業」と親御さんに思っていただくためにも役立っています。

また、当社で扱う工業資材の名前をYahoo!やgoogleで検索すると、当社のホームページが1ページ目の上位に表示されますが、こうしたことも、学生やその親御さんにとって安心材料になっているようです。

リニューアル前のホームページの問題点

― リニューアル前のホームページは、どのように制作したものでしたか。


「ホームページを検索エンジンで上位に表示させるのは、私達には難しいと思いました」(三田氏)



リニューアル前のホームページ(一部)

最初のホームページは、ラディカルサポートとは別の制作業者に作らせました。ただこの最初のホームページは、会社の概要を載せただけの簡素なもので、営業にはほとんど役立ちませんでした。そこで10年ほど前、私(三田)が中心になり、製品や設備について詳しく紹介したホームページに作り変えました。他の仕事の合間を縫ってのリニューアル作業でしたので、完成までには、1年以上の時間が掛かりました。

製品や設備の情報を詳しく載せたことで、ホームページが、ようやく営業に役立ち始めました。しかし一方で、問題点も感じられるようになってきました。

― リニューアル前のホームページに、どのような問題を感じていましたか。

主に二つの問題を感じていました。

一つ目は、検索エンジンでの表示順位が、なかなか上がらなかったことです。

Yahoo!、googleなどの検索エンジンで、ライバル会社が当社よりも上位に表示されていると、ライバル会社にお客様を奪われる可能性が高くなります。

自社のホームページを検索エンジンの上位に表示させる方法は、私達のようなホームページの素人には、なかなか理解できません。ホームページが上位に表示される条件も、年々変化していると聞きました。

検索エンジンでの表示順位を上げ、当社のホームページをお客様に見つけていただきやすくするには、専門家の助けを借りる必要があると判断しました。

二つ目は、就職活動中の学生へのアピールという点で、やや難があったことです。

当社は工業資材の開発メーカーですので、営業ツールとしての役割だけを考えれば、ホームページの“かっこよさ”は、それほど重要ではありません。

しかし、優秀な学生達に“魅力ある会社”として認知してもらうには、ある程度洗練されたデザインのホームページが必要です。洗練された印象のホームページをデザインするのも、私達のような素人には困難です。この面でも、ホームページの専門家の助けを借りたいと思いました。

そこで2008年1月、ホームページ制作業者の選定に取りかかりました。

こちらがやりたいことを理解してくれるホームページ制作業者を探した

― どのように探しましたか。


「ラディカルサポートは、当社の目的に合ったホームページ作りを提案してくれました」(山下氏)

まず佐野市内とその周辺のホームページ制作業者4社に電話を掛け、当社の希望を伝え、提案と見積を依頼しました。その4社の中に、ラディカルサポートも含まれていました。

― なぜ近隣に限定したのですか。

ホームページを制作し運営してもらうためには、ホームページ制作業者とコミュニケーションを密に取る必要があると考えたからです。簡単な内容ならメールや電話でも伝えられますが、細かい話になると、やはり直接会わなければ伝わりません。

また、大都市の大きなホームページ制作業者に依頼しても、きちんと対応してもらえるかどうか不安でした。そもそも、どのようなホームページ制作業者があるかもわかりませんでしたので、とりあえず近くの業者から話を聞くことにしました。

― 選ぶ時、どのような点を重視しましたか。

一番重視したのは、当社の意図をきちんと理解してくれるかどうかです。当社が扱う製品は、一般の方々にはなじみのない物ばかりです。ホームページで伝えたい内容は、すべて技術系の専門的な情報です。一般消費者向けのホームページしか制作していない業者ですと、当社の要望を正しく理解できない恐れがありました。

あとは、価格がリーズナブルかどうかも重視しました。

ラディカルサポートを選んだ5つの理由

― 最終的にラディカルサポートを選んだ決め手は何でしたか。

ラディカルサポートを選んだ理由は5つありました。

理由その1: こちらの要望を正しく理解してくれた

ラディカルサポートからの提案を聞くと、当社の事業内容や営業上の課題を、よく理解していることがわかりました。「どんなデザインにするべきか」、「どんなページ構成にするべきか」、「トップページにどんな情報を載せるべきか」、「各ページにどんな文章・表・写真が必要か」、「訪問者にどんな行動を取ってもらえるように設計するか」といった提案の一つ一つが、当社のホームページの制作目的にかなっていました。これに対して他の制作業者は、当社から伝えた要望を正しく理解していないのかな、と感じました。

理由その2: 説明が素人にもわかりやすかった

ホームページ制作業者からの提案には、私達2人と、現在は定年退職している当時の総務部課長の、3人で臨みました。当時60歳近かった課長は、インターネットに関する知識がほとんどありませんでしたが、それでも「ラディカルサポートの説明はよく理解できた」と評価していました。他の制作業者からの説明は、インターネットの専門用語が多く、素人には理解しにくいものでした。

理由その3: 見積が明朗で適切だった

ラディカルサポートの見積は明朗でした。「何ページまでならいくらで、それを超えた場合は1ページにつきいくら」という形で、請求の基準が明確でした。最終的にいくらになるのか、検討がつかない見積を出してくる業者があったり、「具体的な内容が決まるまでは見積をお出しできません」と、見積を断ってくる業者があったりする中で、ラディカルサポートの見積には、依頼する側への配慮や、誠実さがうかがえました。

見積の金額自体も、当社の依頼内容に見合った、リーズナブルなものでした。

理由その4: 強引な売り込みがなかった

提案と見積を依頼した業者の中には、売り込みの姿勢があまりにも強く、スムーズなコミュニケーションができないと感じる業者もありました。ラディカルサポートからは、そのような強引な売り込みは一切ありませんでした。

理由その5: 社内で簡単に更新できるシステムだった

「Movable Type(ムーバブルタイプ)」という、記事の追加や修正が簡単できるシステムを選択できるのも魅力でした。簡単な記事の追加は社内で行い、ある程度まとまった内容を追加する時はラディカルサポートに依頼する、というふうに使い分ければ、ホームページを効率的に維持・管理できると思いました。

以上の5つの理由から、ホームページのリニューアルと運営・管理をラディカルサポートに依頼することを決め、2008年3月に発注しました。

新しいホームページを公開して2、3ヶ月で表示順位が上がった


リニューアル後のホームページでは動画も活用


ラディカルサポートから毎月提出される
アクセス解析レポート

― 発注後、ホームページのリニューアル完了までの流れを教えてください。

発注後は、まずラディカルサポートとの打ち合わせで、検索エンジンで上位表示を狙うキーワードを伝えました。ラディカルサポートからは、各キーワードで上位表示を狙う方法の提案がありました。具体的には、検索エンジンから見つけられやすいようにページ構成を変える、検索キーワードを含む説明文を充実させる、見出しなどの構成も検索エンジンに合わせて最適化する、などの提案がありました。デザインの方向性についても話し合いました。

新たに追加する文章は、ラディカルサポートからのアドバイスに従って社内の各担当部署で作成したものを、ラディカルサポートにまとめてもらいました。写真も新たにラディカルサポートに撮影してもらいました。

最初の打ち合わせから約1ヶ月後の4月には、全体のデザイン案が届きました。第1案で既にイメージ通りのデザインで、学生やその親御さんへのアピール度の点でも、満足できるものでした。

翌5月には文章や写真などもほぼ揃い、細かい社内調整などを経て、8月にはリニューアルしたホームページを公開できました。

― リニューアルしたホームページを公開後、狙ったキーワードで検索エンジンに上位表示されるまでに、どれぐらいの時間がかかりましたか。

リニューアルしたホームページを公開して2~3ヶ月後には、多くのキーワードで、検索エンジンに上位表示されるようになりました。なかなか上位表示されなかったキーワードについても、ラディカルサポートがホームページに対策を施すと、やはり2~3ヶ月後には検索順位が上がりました。

ラディカルサポートからは、毎月アクセス解析レポートが提出されています。ラディカルサポートとは、このアクセス解析レポートに基づき、当社の営業施策や求人施策も踏まえた、ホームページ改訂計画を立てています。

これからホームページのリニューアルを検討している方へのアドバイス

― これからホームページのリニューアルを検討している中小企業や、個人事業主の方に、何かアドバイスがあればお願いします。

ホームページ作りには、「売上を上げる」、「いい人材を集める」など、いろいろな目的があると思います。大事なことは、自分達の目的に合った提案してくれる業者を選ぶことではないでしょうか。ホームページを作ること自体が目的ではないわけですから。

それから、完成後も更新し続けることが重要です。完成後のフォローも、きちんとしてくれる業者を選ぶことが大事だと思います。

あとは、コミュニケーションを円滑にできる業者を選ぶことが大事でしょうね。こちらが理解できるように話ししてくれるかどうか。こちらの話を理解してくれるかどうか。ここをよく見極めないと、ホームページ作りが迷走しかねません。

― 最後に、今後の抱負と、ラディカルサポートへの期待があればお願いします。

三福工業は、今後も優れた複合樹脂・発泡体の開発・製造・販売を通じ、地元の経済に貢献して参ります。ラディカルサポートにおかれましても、地元の中小企業や個人事業主の皆さんに役立つホームページ作りを進めていかれるよう期待します。

三福工業様との写真
三福工業佐野工場正門前にて(右端はラディカルサポート代表 皆川)

三福工業様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

三福工業株式会社様のホームページ
 (取材日時:2011年6)