ホームページ制作料金の考え方ワンポイントアドバイス

WEB集客

今回はホームページの制作料金の考え方についてです。
ニーズやビジネスのステージにより最適な方法は異なりますが、制作料金についての考え方を知っていることによりホームページ制作会社などとのコミュニケーションがスムーズになることも!ぜひご参考とされてみてください。

集客においてホームページは外せない存在となりました。
使い古された言い回しではありますが、ホームページは365日24時間営業のお店であり営業マンです。

今や知人からの紹介だったとしても、まずはホームページを見てから実際に利用するかどうするかを判断する時代になりました。ホームページが無いというだけで「この会社大丈夫?」と思われてしまうケースも少なくはありません。
ですからホームページを持たないという選択肢は少ないのかなーと思うわけです。でも「いざホームページを作ろう!」と考えたとき気になるのは料金的なところですよね。

インターネットで比較しても無料でできるものから数百万円必要なケースまで。。。
また、ホームページ制作会社に見積り依頼をしても同様、料金にかなりの幅があって驚かれる方も少なくはないでしょう。

ではホームページの制作料金はどのように決められているのでしょうか?

ホームページ制作料金の算出方法


ホームページ制作などのデザインやプログラミングに関して、「原価がない」とおっしゃる方がいらっしゃいますがそれは大きな間違いです。

原価とは直接経費と間接経費から成り立っています。更に分解すると、直接経費には作業に直接かかわる労務費、外注費、材料などの費用が含まれます。また間接経費には、事業を営むために必要な諸々の経費が一定のルールで割り振られるといった具合です。ホームページ制作会社の間接経費では、PC、ソフトウェアのライセンス料、その他制作に必要な消耗品、家賃、光熱費、事務所の設備、営業スタッフや事務員の人件費、会社を営むのに必要な諸々の経費などがあげられるでしょう。

つまり「原価がない」というよりは「直接材料費(仕入れ)がない(もしくは少ない)」と言うのが正解です。ですからホームページの制作料金は、必要な時間と作業者の技術レベル(作業単価)を掛け合せた料金がベースになります。

ちなみに、私たちと同じような知的労働者である建築士の設計料の算出方法は以下の略算方式を用いて算出しているとのことです。

報酬(設計料)=直接人件費+特別経費+技術料+諸経費
【参照】東京都建築士事務所協会:http://www.taaf.or.jp/architect_office/04.html

ホームページ制作の工程について


ホームページを作るには大きく分けて、「企画」「設計」「コピーライティング(原稿作成)」「デザイン」「コーディング」、この5つの工程が必要です。

例えば、wix や jimdo など、無料から格安料金でホームページを持つことができるサービスがあります。これらは使い方によってはとても便利です。デザインテンプレートも複数用意されています。しかし、ご自身で考えた内容を、自分で形にしていく必要があります。つまりホームページの内容を考えるのも作るのも自分でやるということです。もし、前述した工程を全てご自身でできるようでしたら、無料から格安料金でホームページを持つことが可能です。デメリットとしては、テンプレートに細い設定ができないことも多く、一定レベル以上になると物足りなく感じることがあるかもしれないという点です。

次にホームページ制作会社に依頼する場合です。制作会社でもスタイルが色々あります。企画、設計、コピーライティングは全てお客様で用意する必要がある会社から、リサーチからはじめてホームページの集客設計など、コンサルティング部分も含めてサポートしてくれる会社など、様々です。

実際にお見積をもらう際は、どの部分までサーポートしてくれるのかを確認しないと、契約後のトラブルに繋がる可能性がありますのでご注意してください。細いアドバイスをもらえると思ったら、全て依頼主が指示する必要があり途中で止めてしまったという相談がよくあるからです。

また作業のボリュームに対して、料金が安すぎる場合も注意が必要かもしれません。安いということは、どこかを削る必要があるからです。住宅で例えると、基礎工事を手抜きしたり、壁の断熱材を入れなかったり、構造計算がメチャクチャだったりなど、素人ではわかりにくく目に見えない部分で帳尻を合わせている可能性があります。

もし品質を確保しながら安く抑えたいとお考えの場合は、制作会社の作業ボリュームを減らすことで可能となることがあります。ご自身でできることはご自身でやるということです。ケースにより絶対とも言い切れませんが、これをやることで、質を下げずに料金を下げることが可能となる場合も少なくありません。もしできる部分があるようでしたら交渉してもよいかもです。

初期費用無料のホームページ制作サービスってどうなの?


中には初期費用無料を謳ったホームページ制作サービスがありますが、無料というからには裏がある可能性がないとも言い切れません。ホームページのリース契約や割賦契約でのトラブルは後を絶ちません。先日もこのようなニュースが取り上げられていましたのでご注意ください。

ゴルフレッスンプロ、1000人超が破産の危機
「タダでウェブサイト作ります。開設後の管理や運営もすべてお任せください」という言葉の裏には・・・
http://toyokeizai.net/articles/-/166297

ホームページ制作の依頼先タイプ(メリット・デメリット)


ホームページを依頼する際、どこに(誰に)依頼するのか?というのも料金的な部分を左右する要因です。

一般的なホームページ制作会社は少数精鋭で営んでいるケースがほとんどです。業種特化型や地域密着型、通販専門など、会社ごとに特色があります。ご自身がやろうとしていることができるかどうか?また、ご自身に会う方法を提案してくれるかどうかが判断基準になるのかと思います。しっかりと話しをして検討してください。

もしあなたに潤沢な資金があるようでしたら、大手のホームページ制作会社がおすすめです。様々な専門分野に特化したスタッフが在中していることも多く、幅広いニーズに応えることが可能です。当然ですが、予算的には高額になることが一般的です。

逆に費用を抑えたい場合は、SOHO(個人/フリーランス)のデザイナーに頼むという手もあります。比較的安価で依頼することができる場合がある一方、品質は個人の能力に依存します。運良く能力の高い方に出会えればラッキーです。ただそうでない場合は、デザインしかできない、コーディングしかできない、SEOやネットマーケティングのことが全くわからない・・・などといったリスクがありますので最低限の期待に応えられるかどうかの判断をする必要があります。

更に安く抑えたい場合は、できそうな知人にお願いしたり、学生アルバイトを雇ったりという手もあります。しかし、SOHOデザイナーに依頼するときのリスクに加えて「公開後のメンテナンス時はどうするのか?」「最後まで責任をもった対応をしてくれるのか?」「ホームページとしての品質はどうなのか?」「集客につながるホームページを作るノウハウを持っているのか?」などの不安がつきまといますのでご注意ください。

ホームページ制作料金以外に必要な費用

真面目にホームページ集客をしようと考えているようでしたら、制作料金以外にも「ドメイン」「レンタルサーバー」「保守管理」の費用が別にかかるという前提で考えておいたほうがよいでしょう。

ドメイン

http://www.■□■□■□■.com の ■□■□■□■.com の部分です。
ホームページの住所、名称のようなものです。
こちらは、.com であれば年間1,000円程度、.jp であれば年間3,000円程度から取得が可能です。

レンタルサーバー

ホームページのデータを置くスペースを用意する必要があります。自社で用意されるケースもありますが、メンテナンスやセキュリティーの面から専門業者が提供しているサーバーを間借りして利用することが一般的です。集合商業施設にテナントを借りるといったイメージです。一般的なレンタルサーバーは年間で数千円から数万円程度で利用が可能です。

保守管理費

会社によってサポートする内容は様々ですが、一般的には、サーバーの更新や、ホームページに問題が発生したときのフォロー、ページ追加や修正をしたいときの修正作業などです。またホームページ運用状況の報告やインターネットマーケティングの相談にも応じてくれる会社もあります。

まとめ


いかがだったでしょうか?

ホームページは「会社の売上をつくる生命線」とおっしゃる方も少なくありません。それを鑑みて、専門家にお願いする部分とご自身でやる部分を決めていただくことが「失敗しないホームページ作り」と個人的には考えています。専門のスタッフを一定期間だけ雇ったような気持ちで取り組んでみることが成功のポイントなのかもしれませんね。

ちなみに弊社は所在地が栃木県佐野市ということもあり、家賃やその他の諸経費を抑えた状態で会社運営をすることができております。また現在のお仕事の受注はホームページ経由とご紹介からがほとんどとなっており、営業スタッフなどの間接労務費もかからない状態です。更には、お客様に質の高いサービスを提供するためのインプットと作業効率を高めるトレーニングを常日頃行っております。「サービス内容からみて料金が安いね」と言っていただける理由はここがポイントなのです。

もしあなたが、ホームページの制作やリニューアルなどを考えているようでしたら、弊社のホームページ制作相談(無料)にお申し込みしてみてください。わたくし皆川が直接お話しを聞かせていただきます。では!!

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