「Instagram広告用にバナーを作成する」
一見簡単に作成できそうなバナーですが、実は奥が深い世界です。
少し意識すれば売上を2倍にも3倍にもできるのが、Instagram広告ですが、その大部分はバナーが握っていると言っても過言ではありません。
この記事ではInstagram広告におけるバナーの基本から、作成時の注意など包括的に情報をまとめています。まずは、この記事を読んで理解を深めましょう。
Instagram広告のフォーマット・種類|バナーサイズまとめ
フィード広告
画像1枚(または動画)とテキストで構成されたInstagram広告における最もベーシックな広告フォーマットです。サイズは画像と動画で以下のように異なります。
項目 | フィード広告(画像) |
---|---|
最小解像度 | 600 x 500ピクセル(正方形) 600 x 315ピクセル(横長) 600 x 750ピクセル(縦型) |
最小解像度 | 1,936 x 1,936ピクセル(正方形) 1,936 x 1,936ピクセル(横長) 1,936 x 1,936ピクセル(縦型) |
公告 | フィード広告(画像) |
---|---|
最大サイズ | 250MB |
動画の最長時間 | 60分 |
キャプションの長さ | 2,200文字 |
アスペクト比 | 正方形 – 1:1 横型 – 1.91:1 縦型 – 4:5 |
ストーリーズ広告
Instagramでは、フィード広告だけでなくストーリーズへの広告も出稿できます。画像も動画もどちらも出稿可能なので、目的やターゲットによって使い分けられます。
また、ストーリーズ広告は通常のストーリー投稿の間に挟まれるのでユーザーの目に留まりやすい特徴があります。
項目 | ストーリーズ広告(画像) |
---|---|
アスペクト比 | 9:16および4:5~1.91:1 |
動画の最長時間 | 5秒 |
最大サイズ | 30MB |
ファイルタイプ | jpg、.png |
項目 | ストーリーズ広告(動画) |
---|---|
アスペクト比 | 9:16および4:5~1.91:1 |
動画の最長時間 | 60秒 |
最大サイズ | 4GB |
動画の幅(最長) | 500px |
対応動画タイプ | .mp4、.mov |
動画の画質 | H.264圧縮、正方形ピクセル、固定フレームレート、プログレッシブスキャン |
音質 | ステレオAACオーディオ圧縮、128kbps+ |
音声 | 任意 |
キャプション | ご利用いただけません。 字幕やキャプションは動画ファイルの一部とする必要があります。 |
カルーセル広告
カルーセル広告は、1投稿で10枚の画像・動画が配信できる広告です。それぞれに異なるリンクを付けられるため、複数のサービスのLPや商品の購入ページへの導線を作成したい場合におすすめです。
項目 | カルーセル広告 |
---|---|
カルーセルカードの数(最小) | 2 |
カルーセルカードの数(最大) | 3 (ストーリーズ) 10 (フィード) |
アスペクト比 | 1:1 (フィード) 9:16 (ストーリーズ) |
アスペクト比の比率許容誤差 | 1% |
解像度 | 1080 x 1080ピクセル(フィード) 1080 x 1920ピクセル(ストーリーズ) |
画像のファイル形式 | .jpg、.png |
画像の最大ファイルサイズ | 30MB |
動画の長さ | 60秒以内(フィード) 15秒以内(ストーリーズ) |
動画のファイル形式 | こちら参照 |
動画の最大ファイルサイズ | 4GB |
コレクション広告
コレクション広告は、上の画像のようにカタログ形式で商品を紹介できる広告です。
リンクから購入まで促進することができるため、ECサイトを運営している方におすすめの広告タイプです。
項目 | コレクション広告(画像) |
---|---|
アスペクト比 | 1.91:1~1:1 |
画像サイズ | 1,080 x 1,080ピクセル以上 |
ファイルタイプ | JPGまたはPNG |
メインテキスト | 125文字以内 |
見出し | 40文字以内 |
項目 | コレクション広告(動画) |
---|---|
長さ | 15秒以内 |
アスペクト比 | 1.91:1~1:1 |
ファイルタイプ | MP4、MOV、GIF |
動画 | H.264圧縮 ハイプロファイル推奨 正方形ピクセル 固定フレームレート プログレッシブスキャン |
音声 | ステレオAACオーディオ圧縮 128kbps |
メインテキスト | 125文字以内 |
見出し | 40文字以内 |
発見タブ公告
「発見タブ」とは、Instagramのおすすめ欄を指します。
この発見タブにも広告を出稿でき、新しい情報を求めているユーザーにリーチすることができます。
項目 | 発見タブ公告 |
---|---|
画像のファイルタイプ | JPGまたはPNG |
アスペクト比 | 9:16 |
解像度 | 1,080 x 1,080ピクセル以上 |
メインテキスト最大文字数 | 125文字以内 |
最大ファイルサイズ | 30MB |
最小幅 | 500ピクセル |
アスペクト比の比率許容誤差 | 1% |
Instagramバナー作成のポイント
Instagramのバナーを作成する際は、以下のポイントに注意しましょう。
- CTA導線は明確にする
- 「何を伝えたいのか」を明確にする
- 色の数は極力絞る
- 目線の流れを意識してレイアウトする
これらは、Instagram広告の成果を最大化するための最低限のポイントです。一つづつ確認していきましょう。
その1.CTA誘導は明確にする
CTAとは、「Call To Action」の略で、ユーザーにLP流入・商品ページ流入などの行動を起こさせるためのボタンやリンクを指します。
Instagramの広告バナーは、通常の広告と異なり画像クリックをしてもサイトへの遷移ができません。
以下のように「詳しくはこちら」をタップしたり、ストーリーズ広告で上へのスワイプを促す必要があります。
そのため、ユーザーに対して「どこをクリックすれば良いのか」「どこをスワイプすれば良いのか」を明確に示さなければいけません。
その2.「何を伝えたいのか」を明確にする
Instagramのユーザーはほとんどがスマホで投稿を見ています。
そのため、文字や画像が多すぎると「何を伝えたいのか」が分からなくなってしまいます。何を伝えるべきなのかをクリエイティブを作成する前に明確にしておきましょう。
その3.色の数は極力絞る
配色は以下が理想的です。
色の種類 | 概要 | 色の割合 |
---|---|---|
ベースカラー | 背景など一番面積が大きい部分に使う色 | 70% |
キーカラー | 広告の主役となる色 | 25% |
アクセントカラー | キーカラーを引き立てる色 | 5% |
上記はあくまで目安ですが、がちゃついた印象を避けるために意識しましょう。
色数は多すぎると、それだけで「読む気」がなくなってしまいます。自社のブランドカラーを中心にキーカラーを選定しましょう。
その4.目線の流れを意識してレイアウトする
Instagramを使うユーザーは、全ての投稿を「ぱっと見」「流し読み」しています。
そのため、ユーザーの目を留め、CTAまで導くための「目線流れ」を考えてレイアウトしていきましょう。
より具体的には、「F型・Z型・N型」の3種類の視線導線の型を意識する必要があります。
この視線誘導は、「大きなものから小さなものへ」「近くのものに視線が移動」などの人間の自然な視線の移動の性質をもとにされたものです。
そのため、上記いずれかの型を用いてバナー作成を行いましょう。
バナーデザインでは、その法則を応用し、F型・Z型・N型といった視線誘導の型を使うのがおすすめです。
Instagramのバナー制作におすすめの素材サイト一覧(無料)
バナーの素材選び①O-DAN (オーダン)
O-DANは無料で商用利用可能な写真素材を提供するウェブサイトです。理想の写真を簡単に検索でき、クリエイティブなプロジェクトに役立ちます。
最大の魅力はなんといっても世界中から画像が集まっている点です。ダウンロード可能な画像の数は、フリー画像サービスの中でもトップクラスといえます。
▼画像・イラストの例
バナーの素材選び②ソコスト
ソコストは「ソコソコ使える」をコンセプトにしたフリーイラスト素材サイトです。
商用可で、シンプルかつ可愛いデザインが豊富。PNG、SVG、EPS形式でダウンロード可能、色変更自由で、あらゆるプロジェクトに最適です。
▼画像・イラストの例
バナーの素材選び③shigureni free illust
shigureniは、素朴で可愛い女の子のイラスト素材を提供するウェブサイトです。
個人・法人、商用・非商用問わず無料で利用可能で、日常のさまざまなシーンを描いたユニークなイラストが特徴です。
shigureniでのビジネスカテゴリーにおける画像の例は、以下の通りです。
▼画像・イラストの例
Instagram広告のバナーについてまとめ
この記事では、インスタグラムのバナーについて解説してきました。
広告運用で最も大切な要素はバナーです。バナーの改善をするだけで、CVRが数十%上がることも珍しくありません。
バナーにこだわって、成果(=売上)の改善を目指していきましょう。
私たちラディカルサポート株式会社は、中小企業やスモールビジネスのためのSNS運用をサポートしています。
「SNS運用をしたいけど、何から始めればよいのか…」
「自社のサービスはSNS運用や広告に向いているのか」
このような悩みをお持ちの方はぜひ一度、無料お問い合わせからご連絡ください。
お問い合わせはこちらから。